このガラモン1.5期の左手に審議が入りましたのでお知らせいたします。
元々このソフビは15年前弊社において350万円でオークションにかけて落札されずに、
その後店頭でそのまま販売に至っております。
それが2年程前に店頭入荷がありまして今回の出品につながっております。
2年前の時点では15年前のものと同じものと特定できず買取をしておりますので、そのまま今回出品しましたが、弊社で詳細に検討いたしました結果、同一物と判定いたしました。
15年前の350万円のものの左手には成型時の小さな陥没穴がありましたが今回のものにはそれがありません。
おそらく13年間人手に渡る間に何らかの形で修正・差し替えされたものと判断しました。
弊社でかなり細かく調べてみましたが腕自体は1.5期のガラモンの腕に間違いありません。
そういう訳で今回大変お安く出品しておりますので、このままオークションを続けてまいりますが、すでに入札されているお客様で取り消しご希望の方はお受けいたしますのでお申し出ください
【商品番号】1052
今回の不祥事により新たなる疑問が出て参りましたので引き続きそのあたりの事情を探求しています。
まず通称「1.5期」とされておりますこのガラモンの特徴は、
① ソフビ成型色が共に濃緑青色
② 1期と異なり足裏に刻印がある(1期はスタンプ)
③ 大きさが異なる(一期は230㎜、1.5期は225㎜と少し小さい)
④ 尻尾が動かない(1期は動きます)
この4つが大きく異なるところですので、この部分を中心に当時の事情を知る方たちから聴取をさせて頂きました。その結果をこの後ここで開示していきます。
あまり時間がなかったので大まかなところしか確認できませんでしたが、判明した範囲のことを書かせていただきます。
まず1.5期といわれているものは1期の型を利用し尻尾を固めたものでしたが、試作品であり失敗作でもあったもので本来表に出るものではなかったものでした。それが当時の甘い状況でなあなあで市場に出回りましたがごく少数でした。
今回出品のものはまさにそれですが、当時の画像(15年前でかなり不鮮明ですが)を新たに解析してみますと、今回出品の物の腕がほぼ同一のものと判明しています。しかし両腕は体と比較して可塑剤が多かったのか少し柔らかい状態です。
つまり腕と体は別成型で造られているということです。これがどういう意味なのかはハッキリしませんが、当時そういう造り方をされたのか、後から市場に出てから誰かが腕だけを造ったのかは不明です。また左腕には15年前にあった小穴がなくなっていますので、これは間違いなく後に修正されたものと判断しました。
よって今回もまた入札されている方がおられますが、入札取り消しのご希望があれば受け付けておりますのでご連絡ください。
くどいようですが今回はあまり時間がなく詳細な調査は出来ませんでした。またのちに修正情報が出るかもしれませんのでそのあたりはご承知おき下さい。