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東光堂/手塚治虫「地球の悪魔」

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開始日時

2015/07/20 00:00:00

終了日時

2015/08/02 15:09:24

商品番号

9197z70

オークション形式

LIVE大オークション

入札単位 [詳細]

5,000

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商品説明

【商品番号】9197
【商品名】地球の悪魔
【製作者】手塚治虫
【メーカー】東光堂
【サイズ】B6上製
【ページ数】128P
【状態】美
【状態詳細】小口小しみ
【最低落札価格】150,000円

【コメント】1990年代のビンテージ漫画の世界で茅野本(ちのぼん)と言われる極美本は別格の響きがあり、垂涎の的であった。
ビッグ作家たちの貸本時代のデビュー作がワンオーナーの極美で出てくることは当時、茅野本以外では考えられなかった。その持ち主、鳥越さんが長野の茅野に住んでいたことから、茅野詣をする有名漫画家、マニア、評論家たちがいて茅野本というのが、古書界で陶酔のジャーゴンになっていった。
一番最初にそのコレクションを訪ねたのは、トップコレクターのH氏とつげ義春で、つげさんが自分の初期本の極美本を手に入れたという噂はたくさんの尾ひれを付けながら、茅野本という名と共にマニア界を席巻していく。
旧まんだらけ目録では、毎号のように石塚不二太郎「その仮面をとれ」やうしおそうじ「チョウチョウ交響曲」などの極美本が当時の相場とかけ離れた極美価格で出品され、マニアたちの大きな溜息を誘ったが、その後そのような状態での出現はない。
鳥越さんの漫画の保存方法は包装紙で本一冊一冊を包み、それを箱に入れ管理するため、カバーが綺麗なのだ。また茅野市の天候は高原にあるため晴天率が高く、四季を通じて湿度が低い事も、奇蹟の状態を生み出したポイントになっており天の配剤を感じる。
今回はそんな茅野本の東光堂の手塚の出品です。文句の付けようのない完璧な保存状態のカバー、丸背が反映する小口のアーチなど美本マニアを擽るポイントが目白押し、本物の伝説、茅野本を感じてもらいたい。

静かな田舎町で行われる大規模な工事。それは来るべき世界戦争の危機を見据えての巨大な地下・要塞都市の建設を目的としたものだった。ある日、村の少年が土砂を運ぶトラックにはねられ、命を落としてしまうという痛ましい事故が起きる。事故をきっかけに村の少年、英二は、地下都市にまつわる陰謀に巻き込まれて行く事となる。秋田書店の月刊誌「冒険王」昭和29年(1954年)新年号の描き下ろし別冊読み切り付録「地球1954」に加筆・取捨・編集を施して単行本とし たもの。
内容は東西冷戦の影響色濃く、核戦争の恐怖が手塚流の風刺を利かせて1冊にまとめられています。初出の付録版から、一部の大ゴマはそのまま流用されていますが、多くのコマは新規に描き直されています。また、大筋は変わらないものの、物語の展開自体にも若干の改訂が施されている部分があり、双方を読み比べてみるのも面白い所となっています。極若干の経年シミが本体に見られるものの、その他に目だった状態の劣化はなく、非常に良好なコンディションを保った個体といえる1品となっています。本体に対しカバーが若干寸足らずな裁断となっていますが、これは後のカバー架け替えや研磨による状況ではなく、出版・出荷時よりの個体特徴となります。

8月2日(日)落札商品

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