【商品番号】6005 【商品名】忍法無慚帳 【製作者】徳南晴一郎 【メーカー】曙出版 【サイズ】A5 【ページ数】176P 【状態】並 【状態詳細】貸本針金綴じ、カバーイタミ (折れ・破れ・小欠け) 、本文しみ破れ 【最低落札価格】30,000円
【コメント】 時は寛永、幕府のキリシタン狩りにより崩れ落ちる島原・原城より逃げ落ちる城主の忘れ形見、幻四郎と深雪、それに付き従う修道士ジュアン・グレコの逃避行を描いた剣戟・妖術飛び交う大怪作。理不尽に弾圧され虐げられる人々の、恨みの叫びがこだまします。時勢の混乱に幕府の転覆を企て、陰謀を巡らす由井正雪、それを阻止せんがためにお上が放った公儀隠密・柳生十兵衛等々、時代の有名人が史実を絡めて総出演の様相。前半は存外に普通の剣戟漫画風。しかし後半、グレコが雷に打たれる辺りからヒートアップ。江戸を蝕む大地震を背景に、裏切りに逃げ疲れ捨て鉢の深雪と拷問で両の眼を潰され、聖人の名前を呟き続けるヤバイ精神状態のグレコが謎の下水道を逃避行。果てに江戸の町にサンタマリアの鐘を見るラストのハライソっぷりは必見です。 表紙にビニカバの剥がし跡が見られますが糸綴じは無く、また貸出票の添付跡も見られません。本体状態良好です。 関連商品6101
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