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東京漫画出版社/小山葉子「危険少女マキ」

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開始日時

2016/03/20 00:00:00

終了日時

2016/04/09 21:31:55

商品番号

6151z74

オークション形式

LIVE大オークション

入札単位 [詳細]

500

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商品説明

【商品番号】6151
【商品名】危険少女マキ
【製作者】小山葉子
【メーカー】東京漫画出版社
【サイズ】A5
【ページ数】136P
【状態】並
【状態詳細】カバー貼付イタミ(折れ・シワ・ヤケ・小欠け)、本文しみ多数・破れ小欠け
【最低落札価格】1,000円

【コメント】
東京漫画出版にて少女漫画のトップに君臨していた東漫の女王、それが小山葉子と言っていいだろう。56年(昭和31年)ごろの東漫B6上製本刊行期より活動をはじめ、66年(昭和41年)中頃まで専属に近い形(あくまでも近い形。東邦や島村での出版物もあるのであしからず)で活躍。雑誌では、昭和35年ごろに一時貸本執筆をストップさせ、学年誌から始まり「少女」「りぼん」「なかよし」「ひとみ」など少女雑誌に一通り執筆、中でも秋田書店「小学生画報」の少年誌にも進出している。しかし小山はあくまでも貸本業界が主戦場、雑誌から東漫に戻って活動している。そのため、掲載数はどの雑誌においても多くはない。
東漫での作品は、ほぼ毎月コンスタントに発表をし続け、時には母もの、時にはおてんば、そして少女ロマンなど、その時流に合わせた物語を発表、キャラクター造形も初期のわたなべまさこに似たタッチから今村洋子、少女ロマン系では劇画にも似た等身大キャラクター、と非常に器用な描き分けができた。それも東漫で重宝、第一線で活躍し続けられた所以ではないだろうか。
貸本業界の衰退から始まり、流行が少女スリラーものに移っていったことで浅丘ルリに席を譲り東漫からその姿を消していく。その後は週刊少女誌である「マーガレット」に活躍の場を移し「わんぱく天使」「ばんざいおじょうさん社長」を発表、ただこれも67年(昭和42年)までの連載作品で、これ以降どの媒体でも名前を見かけることがないため、執筆期間としては10年ほどと推測される。
この10年間での東漫の発表作品は非常にバラエティに富んでおり一人の作家でいくつもの作家を味わうかのような感覚を持つことができる稀代の作家である。一部ではこの稀代の作家小山葉子への人気が高ぶっている雰囲気もあり、これから徐々にその需要が広まりつつある作家です。今回出品する作品群はどれも昭和36年以降の雑誌進出と並行 再び東漫オンリーで活動するようになる昭和40年ごろまでの作品。絵はほぼ完成形を見せており読ませるものから一風変わったものまで用意できました。この機会にお手に取りご覧ください。

うるさいハエが近くにいれば叩いて殺して犬に喰わせる。リードが付いていない犬が道にいて襲ってくれば飼い犬で対抗させて自分は石を手にして殴り殺す。そんなバイオレンスレディー、もといデンジャーガール、それがマキだ。嘘をつかない正直娘であるが報復行為に度が過ぎるため周囲は報復行為のみを見てしまい彼女を危険視する。そんな彼女の父親は実は殺人犯だった…。それを知らされ、マキは母に詰め寄るのであった…。
序盤の行き過ぎたマキの報復描写は世間的にあまりそぐわない内容を含んでいるとはいえ、後半にかけての母との絆、真実を知ったマキの行動から母の事故、終結までの流れは急展開と相まって非常に哀愁の念が漂う作品に仕上がっている。あまり多くを語らず、ご一読いただきたい作品です。関連商品6151~6166

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