【商品番号】6001 【商品名】杉浦茂傑作漫画全集7冊セット 【製作者】杉浦茂 【メーカー】集英社 【発行年】1958(S33)06.10.-11.10 【サイズ】A5上製 【ページ数】96P 【備考】2-4巻ハガキ付 【状態】美 【状態詳細】1巻-カバー小イタミ(小欠け)、本文しみ、2巻-カバー小イタミ(破れ・小欠け)、本文しみ、3巻-カバー小イタミ(破れ・小欠け)、本文しみ、4巻-本文しみ、5巻-カバー小イタミ(破れ)、本文しみ、7巻-カバー小イタミ(小欠け)、本文しみ 【最低落札価格】500,000円
【コメント】 集英社発行の「おもしろ漫画文庫」及び「杉浦茂傑作漫画全集」より、杉浦本のご紹介。「おもしろ漫画文庫」は昭和28年から昭和34年にかけて足掛け6年、全198冊が刊行されたシリーズとなります。「名作漫画シリーズ」と銘打たれ、第1集の「三国志」を皮切りに主に古今の偉人伝や童話・説話の類が扱われ、それが漫画化されていました。各巻の冒頭に挿入される「各界の先生方こぞってご推選」の文言を見るに、安心して児童に与える事の出来る良書、がシリーズの骨子となっている様です。変わって「杉浦茂傑作漫画全集」は先の「おもしろ漫画文庫」よりの派生・兄弟的シリーズとなります。造本や本文の構成において基本的な作りを共通とし、杉浦茂作品を専門に昭和29年から昭和33年にかけて全8冊が刊行されました。 「おもしろ漫画文庫」シリーズにおける第21巻として描き下ろされた「猿飛佐助」(後に続編的作品を同集英社「おもしろブック」に連載)は現在、杉浦のその名を聞いて思い浮かべる作風を確立したともいわれる代表作として評価が高く、文庫内においても当時から高い人気を誇り、文庫内1位とされる約12万部が頒布されたと言われています。この辺りの成功が後の独立シリーズ「杉浦茂傑作漫画全集」に繋がって行く様です。確かに、文庫の他のタイトルもそれぞれに魅力的なのですが、やはりその中でも杉浦作品は、その画面、話の構成において異彩を放っており、人気の故もむべなるかな、な所です。両シリーズとも上製A5判で(「文庫」の方に一部箱付きのものがありますが)カバー付。前述の通り、シリーズは違えど装丁の構成はほぼ同じで、揃えて本棚に並べたい・並べなくてはならない系列だと思います。カバーは破れやすく、残っていない現状が通常。残っているだけで有難い所です。 ちなみに今回ご紹介の杉浦作品の中には復刻版等が存在し、後版でその内容を追える作品もありますがその本文内容を比較すると、(原本を再現している物もありますが)後版では台詞の改変が行われているものが多いです。改変の内容は、今回ご紹介の初出版では漢字がほぼ使用されず、基本的に全ての語句が平仮名で書き表され、それが噴出し内一杯を使って表記されるという台詞の状況に対して台詞の一部を漢字に変え、また改行の位置を調整するという処理を施した有難い改善なのですが、それが為に噴出し内に本来無かった余白が生じ、頁全体・コマ全体でみると初出版と印象の異なる画面になっている場合があり、確かに読みやすいのですが、評価の分かれる所ではないかと思います。個人的な印象だとひらがな版、オリジナル版の方が全体の詰まった感じが画面としての完成度が高い気がします、また杉浦の丸い絵柄には漢字よりひらがなの方が合ってる気がして、そして、だんだん文字そのものが画面所狭しと踊る杉浦キャラの一部・一員に見えて来る様な。 「おもしろ漫画文庫」は各巻個別に。「杉浦茂傑作漫画全集」は実は全8巻(第8集「八百八狸」)なのですが、今回は7巻までのセットでご紹介。全巻美本揃いで背の風景等に統一感在り、バラしてしまうのは余りに惜しい。最後の1冊に巡り合う楽しみを残した代物として、ご案内。お見逃し無く。
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