【商品番号】6202
【商品名】怪獣決戦シリーズ2冊セット
【製作者】橋本将次
【メーカー】東考社
【サイズ】A5
【ページ数】128P
【状態】並
【状態詳細】「神の使者」-貸本糸綴じ、ビニールカバー貼付、本文しみ、「大旋風圏」-カバーイタミ (折れ・しみ・破れ・小欠け)
【最低落札価格】40,000円
【コメント】
怪獣決戦シリーズ1「神の死は」、-2
「大旋風圏」
兎月書房の怪奇物等で異彩を放つ橋本将次が放つ怪獣決戦全2巻。ある夜、それまで平穏な生活を送っていたごく普通の少年・真一の夢見に突如現れた天を突く巨大な体躯の獅子頭の超人。超人は少年を呼ぶ。中央アルプス宝剣岳にて待つ、と。啓示に従い、霊山に赴いた少年がそこで見た物は？ 超人の名は宇宙の彼方からやってきた神の使者、ライオンマン。神の依り代となる黄金像を託された真一少年は周囲の人間の訝しがる様子も何処其処に、その使命を果たさんと奮闘する。東宝「ゴジラ」の影響でしょうか、お約束の東京湾より上陸し、咆哮と共に照射される「放射X線」をもって沿岸を蹂躙する古代怪獣ゴスラの脅威に人類はなす術無し。やがて数多の困難を乗り越え大怪獣の前に立ち上がる真一少年。少年は黄金の像を掲げ、心に響く声に従い、高らかに、超人の名を呼ぶ。…「ライオンマン」。対怪獣巨大ヒーロー物の王道的ストーリーを橋本が高い画力で昇華。冒頭の呼び掛けシーンから見開きをふんだんに使用して一気に畳み掛けてくる手に汗握るステキなタイトルです。第2集「大旋風圏」には気圧を操るモンスーラ星人が登場。先の1集ゴスラは恐竜的フォルムの解りやすい？怪獣ですがモンスーラはちょっと見構造がよく分からない、かなりアバンギャルドな造形。全2巻でシリーズが続かなかったのが残念な橋本怪獣ワールドです。登場人物が全員、そこはかとなく艶っぽいのも見所。貸本漫画世界のご多分に漏れず奥付に当該の記載がない為、正確な発行年月日は判然としませんが、定価や本文中の記述から昭和43年～40年代半ばころの作品と思われます。戦前・戦中、紙芝居の頃から存在が確認される獅子頭にマントのヒーロー「ライオンマン」の系譜として、ピー・プロダクションの特撮作品「快傑ライオン丸」(奇しくも本号はピープロ主宰「うしおそうじ」特集)等にも繋がるかもしれない作品。2冊揃いでご紹介です。関連商品1101～1103
z79ピープロ
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