【商品番号】6020 【商品名】怪談人間時計 【製作者】徳南晴一郎 【メーカー】曙出版 【サイズ】A5 【ページ数】136P 【状態】並 【状態詳細】貸本糸綴じ、カバー貼付イタミ (ビニカバはがし跡・破れ・小欠け) 、小口緑本、本文しみ破れ 【最低落札価格】100,000円
【コメント】 「怪談 人間時計」 徳南晴一郎の遺した伝説的なタイトル。そこかしこで語られる内容は殊更には説明不要、というか不能。人間の様な時計なのか、時計の様な人間か。「人間時計」、不思議な響きを持つ言葉です。 初出は曙出版の1962年(昭和37)描き下ろし単行本。その後1979年(同54年)の駒絵工房からの450部限定復刻を経て、知る人ぞ知る地下に潜伏し続け。一気にその知名度をより巷間の物にしたのは、90年代半ばの太田出版系?サブカル界隈の蠢きの按配でしょうか。丁度その頃に、より一般的な物となったインターネットの存在も大きかった様子に思います。今現在、一線で活躍される(怪奇、漫画、全般の)収集・研究、ウォッチャーな方々の内にもここが、この作品が原点。といった向きも多いのでは。 もはや時を越えた不動の存在として、一種の郷愁めいた感慨すらあるような。極北にして原点、原点にして極北。回る回るよ時計は回る。この作品に魅入られた人々はいつの間にか、時計人間の国に迷い込んでしまっているのかも知れません。 徳南晴一郎「人間時計」。貴重な初出オリジナル。お見逃し無く。 長谷邦夫「猫眼」 (1962.8.30表記) 併録
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