【商品番号】8608 【商品名】ダムダム創刊号 【メーカー】南天堂書房、ダムダム会 【発行年】1924 (T13) 11.10 【サイズ】A5 【ページ数】152P 【状態詳細】背欠テープ補修、イタミ、本文ヤケ小ヤブレ小折れ
【最低落札価格】50,000円
【コメント】 "アバヴァンギャルドな表紙が目を引くこの「DAM DAM」はダダ、アナキズム関連の詩人で結成されたダムダム会同人によって発行された詩誌です。大正13年は歴史的にみても非常に重要な雑誌が出た時代で、代表的なものとして6月に北園克衛らが関わった「ゲエ・ギムギガム・プルルル・ギムゲム」、7月に村山知義の「MAVO」が創刊しています。この「DAM DAM (ダムダム) 」はそれに続いて11月に発行されましたが、2号目が世に出ることなく創刊号であえなく終わりました。同人は、大正12年に出た雑誌「赤と黒」のメンバー萩原恭次郎、岡本潤、壺井繁治など。その他、小野十三郎、林正雄、橋爪健、溝口稠、野村吉哉、神戸雄一、高橋新吉、飯田徳太郎が加わっています。内容は各メンバーの詩作品、築地小劇場「瓦斯」合評会、詩壇時評など。野村吉哉「腐りかけた月」に書き込みあります。丁寧に赤が入ったような状態で野村本人が訂正したのかもという妄想が膨らみます。背がほぼ欠損状態というのが残念ですが表紙はしっかり残っていますし、中も目立ったイタミはありません。
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