【商品番号】7002 【商品名】やじきた膝栗毛 【製作者】大城のぼる 【メーカー】太平洋文庫 【発行年】1953(S28)08.15 【サイズ】B6上製 【ページ数】128P 【備考】非貸本 【状態】並上 【状態詳細】表紙回りイタミ(ヤケ・しみ・小欠け・印) 【最低落札価格】35,000円
【コメント】 貸本漫画の判型の主流をすごくざっくりと時系列で並べると「B6(上製)」次に「A5(並製)」、終末期の「B6(並製)」そして新書判へ、という具合。そしてその初期B6の代名詞と言える存在がこの太平洋文庫「漫画全集」。その数なんと全935巻を誇り、その全容は同じく初期B6で権勢を誇る大系曙出版「あけぼのまんが選」(約全450巻)、若木書房「傑作漫画全集」(約全700巻)と比べて頭一つ抜きん出ていて、発行開始年代もそれらより早く、まさに初期B6貸本の王様と呼ぶに相応しい存在です。この物量は当時の貸本屋さんでの存在感も相当な物だった筈で、この「漫画全集」の背が棚に並ぶ光景が原体験として脳裏に焼きついている方も多いのではないでしょうか。さすがにこれだけの数が揃うと全ての内容が粒揃いという訳にはいかず、正に玉石混交の様相。しかしその混沌がこの「漫画全集」、ひいては貸本漫画の魅力と言えるのかも知れません。今回はそんな貴重な初期B6貸本、太平洋文庫「漫画全集」の初期ナンバリングタイトルをまとめてご紹介。シリーズ的に定番感はありますが初期タイトルは中々に見かけません。お見逃しなく
漫画全集19。戦前より活躍、「愉快な鉄工所」や「汽車旅行」で知られる重鎮、大城のぼるの弥次喜多物。初期の「漫画全集」は古来巷間に伝わる物語や伝記・伝説を「平易にしかも興味ふかく」(巻頭導入のシリーズ解説より)読める様に、とのコンセプトで制作されており。担当作家の実力、ネームバリューも相まって初期「漫画全集」の代表作と言っても良い一冊です。古典、東海道中膝栗毛の旅が表情豊かに描かれています
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