【商品番号】6145 【商品名】半魚人東京に現る 【製作者】かわだまさき 【メーカー】金園社 【発行年】1957(S32)09.30 【サイズ】A5上製 【ページ数】96P 【備考】非貸本 【状態】並上 【状態詳細】非貸本、背ヤケ、巻頭扉絵押印(御茶ノ水文庫) 【最低落札価格】45,000円
【コメント】 怪奇冒険漫画85 アジアの海を撮影しに赴いた五郎を始めとする海底探険隊一向に忍び寄る半魚人…彼らの船に忍び込み襲う魚人であったが人智の手により捕らえることに成功する。しかし、輸送中に逃げ出し、そこから幾度とない逆襲が始まる。 日本へ戻った彼らの前に半魚人はまた姿を現し、東京が半魚人の魔の手に襲われることとなる…。 学童社「漫画少年」にも多数投稿していた、かわだまさきによる作品。昭和32年発表。のっけから登場する半魚人は、最後の最後まで人類を苦しめてくるのであるが、何か愛着のある造形で、なおかつ弱い部分もちゃんと持っていて憎めない。 壮絶な最後を遂げて人類は平和を手にするのであるが、途中に現地案内人が発した河の神さま=ジヤタの子ではないかという言葉が、半魚人との共生を考えず生け捕りしようなどという人間のエゴを浮き彫りにし、ただの怪奇冒険漫画では終わらない作品へと昇華させてくれている気がする。 ちなみに、半魚人の鳴き声はカエルと同じ「ケロケロ」。 背ヤケ、巻頭に押印(お茶の水文庫)があるが非貸本で本体は良好です
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